GCC、電力供給拡大に向けイラクと協議

イラク南部への供給プロジェクトが来週開始

湾岸アラブの産油国は、近隣地域にさらに多くの電力網を建設することでイラクへの電力供給を拡大することを検討していると、湾岸諸国当局者が木曜日に述べたと報じられた。

湾岸協力会議（GCC）6カ国は、数年前に双方が署名した協定に基づき、イラク南部に電力を供給するための電力供給網をすでに構築している。

加盟国6カ国を結ぶ共通送電網を担当するGCC相互接続局のアハメド・アル・イブラヒム最高経営責任者（CEO）は、両国のネットワークをイラクに接続するプロジェクトは2025年に完全に稼働する予定だと述べた。

イブラヒム氏はサウジアラビア日刊紙アルヤウムに対し、「イラクとの電力接続を実行するプロジェクトが来週開始される。イラク南部に電力を供給することになるが、我々はこれが電力供給分野におけるイラクとの長期協力の始まりだと考えている」と語った。

「イラクの残りの地域に電力を供給するための送電網を拡大するためのイラクとの交渉も行われている。この接続はイラクを通じてトルコや一部の欧州諸国にも届く可能性がある」と同氏は付け加えた。

（執筆：ナディム・カワチ、編集：アヌープ・メノン）

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